慶應義塾大学通信教育過程の記録

文学部1類(哲学)を2020年3月に卒業!同大学社会学研究科博士課程合格を目指します。

【その他】活字中毒の恩恵と弊害完結編

はじめに

かつて、

http://xenolith.image.coocan.jp/katuzi_tyuudoku.html

活字中毒チェックで91点を獲得し、

読書があなたの生活に重大な問題をもたらしています。すぐに治療の必要があるでしょう。

まじすか!うそだ。治療?

という記事を書きましたが、
そんなん誰も覚えとらんわ。ですが、

その続きです^^


1.まず恩恵



活字中毒は、
ちょっとだけお金になります。
自分の場合はそうでした。


仕事をしていた頃、
読むものが無ければ、
薬やラーメンの説明を読み出す自分を、
不憫に思った周囲の人々は、
様々な文献や記事を持ってきてくれました。

水処理装置を設計する会社なので、
主に化学や機械設計に関するものです。

自分は図面を描く仕事なので、
知識は全然ないのですが、

「これ読んで!読んで!凄いの出たから。素人的にどう?どう?どうかな?お客さんにうけるかな?」

ドサッドサドサッバッサー

「うわー!」

とまあ、そんな感じで、本業以外に、常に依頼された何かを読んでいて、感想等をフィードバックしてました。

そして、ボーナスに何かが少し乗っていました。
ほんのちょこっとですよ・・

特別、かわゆいとか若いとか仕事が凄いとか、何も身に覚えがないので、そこらへんかなと。

活字中毒の恩恵・・チャリーン。

違ってたらすいません。

まあ、でも、お金どうこうは、置いといて、
本業以外の文献を延々読んでいられるのは、
知らない世界の人々と話せるので、
結構、おいしいかな、と思います。



2.弊害いきます

「そんなにカメラいじるん好きなら映画とか撮ったらいいやん!」

通っていた大学には、一般的な放送局と同じ規模の放送用機材一式とスタジオが何故かありました。

でも、授業以外では、誰も使用してませんでした。

え?総額何十億やのに?なんで?超もったいない!
よしよし、私が使ってあげよう^^

そんな意味不明な動機で、カメラを触り、編集機材を触り、やがて、のめり込んでいきました。
ただ、ただ、触るのが好きでした。

やがて、操作方法を教える側になりました。

その時、言われた台詞です。

え?映画?
どんな絵を撮ろうか?なに作ろうか?

その時、初めて気が付きました。

ないな。何も・・。

今まで、本しか読んでない。
映画なんて全然見てこなかった。

そして、周囲を見て、唖然としました。

操作方法を教えた生徒達は、
それぞれ自由に好きな映像を作っていました。

例えば、音楽PV、CM、ドラマ、映画。

操作方法なんて、覚えればいい。
聞けばいい。人にやらせてもいい。

でも、こういう絵を撮りたい。
これを映像で伝えたい。

そういう世界観を自分自身が持ってなければ、
何も始まらない。

その為には、

どれだけの映像を見てきたか。
どれだけいい映画を見てきたか。

それを何本見てきたか。

ある程度の量がないと苦しい。


残念ながら、
活字しか目にしてこなかった自分には、
映像、画像のストックが無さすぎました。

引き出しが・・ない。

はい。

それが、

自分の感じた、活字中毒の弊害です。


なので、今は、

明日、映画を撮って下さいと言われても、

「OK!」と言える準備を、

しなくちゃなと、そういう意識で、

カッコいい映像を目に焼き付けています。

というのは大袈裟ですが^^



おわりに

活字中毒、いいこと結構あります。
仕事では役に立ってました。
楽しいことも多いです。

映像もバランスよく見れば最強かなと思います。