慶應義塾大学通信教育過程の記録

文学部1類(哲学)を2020年3月に卒業!同大学社会学研究科博士課程合格を目指します。

【慶應通信&その他】サンタクロースっているんでしょうか?

1.サンタクロースっているんでしょうか

ハロウィンも終わってクリスマス用のイルミネーションが始まりました。クリスマスツリーを見ていると何だか幸せな気持ちになります。

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自分の家では、高校3年生まで夜中にサンタクロースが来ていました。最後のクリスマスは「いつまで勉強してるの?サンタ眠いからプレゼント置いとくね」という感じでした。これは、自分は一度親元を離れる必要がありそうだと痛感したクリスマスでした。

なんかこう書くと、どう?私っていいとこの子でしょ?なんか幸せな家庭っぽくない?という感じですが、あれ感じないかな?勿論そんなことはありません、

母と祖母は「渡る世間は鬼ばかり」なんてヌル過ぎるという程壮絶な嫁姑バトルを何年も日々繰り広げていたし、高3の頃は自分も気持ちが荒れていて、このクリスマスから3週間後のセンター試験前日には、4年に一度しか怒らないような温和な父を激昂させ、食器を投げられるという事件もおきました。サンタが高3まで来る以外はごくごく普通の家庭です。


さて、幼い頃から、マイペースだった自分は幼稚園で「サンタは父ちゃんなんだぜ」「うちにはサンタ来ないで、手渡しよ」と言われても、何言ってるんだ。サンタはいるに決まっとるだろう、何かの間違えだろうと聞き流していました。


しかし、小学生になり、何億人という子供達に一夜にしてプレゼントを配り切ることなど現実的に不可能なのではないか。世界中と言っても時差もある。そもそも、サンタクロースが1人だった場合は絶対に無理ではないか。支店や支社がなければ無理だ。でも、仮にそれが存在したとしてクリスマス以外は何をするんだろう・・・サンタの副業って何かあるかな?うむむ・・太ったおじいちゃんだからなあ・・と延々と考えるようになりました。

その頃、出会ったのがこの本です。

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「サンタクロースっているんでしょうか」という質問に対して、今から90年ほどまえのアメリカのニューヨーク・サンという新聞に掲載された社説です。

当時読んだ感想としては、結局いるのかいないのかよく分からないなあ・・でした。

大人になって読んで号泣しました。

以下引用です。

「サンタクロースはいるんだ。愛とか思いやりとかいたわりとかがちゃんとあるように、サンタクロースもちゃんといるし、愛もサンタクロースも、ぼくらにかがやきをあたえてくれる」

今ここにない、見えない何かを信じたい、それは、想像もつかないような素敵な未来だったり、無限に広がる空間だったり、誰かの想いだったり、そういうものが、必ず存在するんだと、ずっとそんなことを考えて生きてきました。それはサンタクロースを信じることと同じなのかもしれません。

不確かで儚いものを信じること。

信じたその欠片を
絶対に手離さないで守り抜くこと。

自分以外の誰かを深く愛すること。

親になってサンタの大変さが分かりました。
年末年始は、人付き合いが苦手な自分にとって面倒なことが山のようにあります。

でも、イルミネーションを眺めながら、サンタクロースを想像しながら、もう少し、明るく楽しく過ごしてみようと思いました。


今週の慶應通信

地理学1提出しました。
経済学系のレポートは初めてなので、全然自信がないです。途中悶絶しました。きつかったです^^

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体重 平均45.1kg 困ったなあ、全然減りません。