慶應義塾大学通信教育過程の記録

文学部1類(哲学)を2020年3月に卒業!同大学社会学研究科博士課程合格を目指します。

【慶應通信&その他】記録的積雪とウイリアム・モリスの言葉

【記録的積雪】

関東地方では、東京都心にて1969年以来45年ぶりに積雪25cmを記録しました。

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あっ都民ではないです。

雪だるまは誰かの作品です。

母と姉に写真を送ったら
「1段目の泥の感じが都会の雪だるまやねえ」
と同じ返事がきました。ふむ。



【イタリア製のスキー靴とウイリアム・モリスの言葉】


それは、小学校4年生冬の夜でした。


「スキー靴買ってきたよ。しかもイタリア製!」
上機嫌で父が帰ってきました。


そこには、今まで見たこともないような、
超絶に美しいフォルムのスキー靴がありました。



素材の質感や色、
金具の位置や光沢全てが自分にとって完璧でした。
私は言葉を失って見惚れていました。



いつも枕元に置いて寝ました。
普段の生活でも、気がつけば眺めていました。
飽きることなどありませんでした。


ただ、実用性はイマイチでした。
着脱には3倍以上の時間が必要でした。


しかし、そんなことは問題ではありません。
脚を入れた瞬間から気分は高揚しました。
スキーはこの時期が最も上達しました。


いい道具の威力を思い知りました。



イリアム・モリスの言葉に
「役に立たないものや、美しいとは思わないものを家に置いてはならない」とあります。


「そしたら、まず、あんたを家から出さなあかんやん笑」と親から突っ込まれそうですが・・置いといて。



このスキー靴との出会いで、
大袈裟かもしれませんが、その後の人生は変わったと思います。


といっても、高級なものは持っていないし、客観的に見てセンスがある訳でも何でもないです。妥協して使っているものも沢山あります。子供は日々蝉の抜け殻等目眩がするようなものを次々家に持ち込みます。



ただ、これだけの情報量とものに溢れたなかで、何らかの自分の軸がなければ、取捨選択だけで疲れます。


ものを買う、人と出会う、仕事を決める、何かを学ぶ、あらゆる選択する場面において、あのスキー靴の高揚感があるか。言葉を失って見惚れる程の衝撃がそこにあること。感動して選んだものは、例え一生を共にせずとも、関与している一瞬一瞬を、本気で大切に出来ると思います。


しかし、まあ、それは、理想です。
今日もよく分からない幼虫とクラゲの玩具が家にやってきました。うううっ。


最近、関東も気温が低くて、雪国の実家並みの寒さです。それで、ちょっと、色々思い出してしまいました。


そうそう、誕生日でもないのにスキー靴なんて、別に裕福な家ではなかったので、当然、父の衝動買いです。母にがっつり叱られていました・・可哀想に。



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夏よ来い〜


【今週の慶應通信

・卒論・・公開されている作成上の諸注意等の必要箇所を読み込んでまとめました。それに添って進めます。

・史学概論・・完全に抜けていた章をノートにまとめました。何処からでもかかって来い状態です。やはり相当悔しかったようです。子供みたいにムキになってます。

史学概論は徹底的に深追いしますが、今回の試験で持込可の魅力を痛感したので、西洋史特殊1を追加でレポート書きます。

【家事えもん】

今週のクックフォーミー
・チキンカレー
安定の美味しさです。文明の力は素晴らしい。

来週は副菜などにも挑戦したいです。


【ダイエット】
平均 46.8kg
今週は筋トレします。寒いせいか身体が固すぎです。
いやいや、ストレッチの方がいいのかな。