慶應義塾大学通信教育過程の記録

文学部1類(哲学)を2020年3月に卒業!同大学社会学研究科博士課程合格を目指します。

Progress

20年振りに友達に会った。
いや、どうだろう。友達だと思っているのは自分だけかもしれない。

大学卒業後、積み重ねられていく輝かしい経歴を見て、もう、会うことはないと思っていた。

「いやー、世界的に有名なこの人と私、実は同じゼミだったんだよね」
「またそんな、調べれば分かるような冗談を」
「いやいや、ほら!どうだ!」

10年後に子供や孫とそんな会話をすると思っていた。

私は壮大な勘違いをしていたのかもしれない。

彼はもともと卓越した能力の持ち主で、何かの間違えで同じ机を並べて学んでいると思い込んでいた。


彼が執筆した書籍や原稿を読み終えて気がついた。30万文字くらいになるだろうか。

人の1日は24時間で平等で、できることは限られている。
家族を持てば責任や制約も増えるし、お金もキャリアもあの世には持っていけない。

後世に、残せるのは、つなげるのは、その生き様とほんの少しの良いシステム。

与えられた資質を最大限に活かし、何千、何万、何億という行動を積み重ねること。
それが大きなうねりになること。

「やめろ!やめろ!努力なんてしてない!」と言われそうだけれど。
血反吐を吐くような痕跡をみて目が眩んだ。

真似なんてとてもできないけれど、
もう少し、あと少し、先に進めるように頑張ってみよう。

この夏、友達って、対面って良いなと思いました。
いや、相手は友達とは・・しつこい