試験対策について、
考えさせられる出来事があったので、
今後に向けて書いてみました。
1.試験結果
テキスト&Eスク25科目受験しました。
1回目合格 88%
2回目合格 8%
3回目合格. 4%
あれ?何かが違う・・。
保留にした4科目忘れてました。
1回目合格 75%
2回目合格 7%
3回目合格. 3.5%
保留 14.5%
3回連続でDだった科目は、
レポートは合格していても、一端保留にして新規レポートに着手することにしてました。
保留は4科目です。
それだけでも、Dを12回見ているので、
なかなかに苦戦しました。
GPAは2017年以降の科目しか出ないので正確な数値が分からないですが、
成績は・・ごく普通だと思います。
いや、どうだろう・・。
なので、この先は、
参考程度に読んで頂けたらと思います。
2.試験対策
持込不可の対策は全教科ほぼ同じようにしてました。
②ほぼ解けないので模範解答を作成する
③過去問に頻出した重要な概念等を暗記する
④何も見ないで解けるまで繰り返す
ノートはこんな感じです。
図や絵を描くことが多いです。
もっと効率的なやり方があるのかなと
常々感じてはいました・・。
3.立ちはだかる暗記パン王国
それは、
最後の試験対策をしていた6月に起こりました。
Eスクだったので大量の講義概要を片手に、
模範解答を作成しながら、
重要な概念をゴリゴリ書いていました。
そこに、暗記パンマンが現れました。
「何を書いているんですか?」
「え?難しい概念や理論を理解するために図や絵を描いています。なぜそんなことを聞くのですか?」
「その講義概要をそのまま覚えた方が早くないですか?
パシャっと!写真撮るみたいに」
「えっ!こんなに大量に?無理です」
「いや!一度に全てとは言ってないです。
書くと手が疲れないかなって思って」
衝撃を受けました。
この大量の資料を?パシャっと?
映像記憶とも言われる記憶で、幼少期は意外と使っている言われています。
見たものを映像や写真のように、そのまま記憶するというものです。
大人になってからはかなりの訓練が必要になります。
暗記パン王国の人々はこれが使えるのかもしれません。
4.記憶の仕組みと試験対策
ところで、
慶應通信の試験は基本的には論述形式です。
論旨の展開は勿論大事ですが、
重要な概念や理論の正確な理解と暗記が必要です。
そこで、記憶について・・
記憶には、二重貯蔵モデルがあります。
短期記憶 (STS) の情報は
時間の経過とともに忘却されますが、
維持リハーサルによって長期記憶(LTS) に転送されます。
諸説ありますが、長期記憶に入った情報は消えることはないと言われています。
また、長期記憶には、陳述記憶と非陳述記憶があります。陳述記憶のなかのエピソード記憶とは、個人が経験した出来事に関する記憶です。
長くなりましたが、
自分の試験対策は、
理解しにくい概念や理論を図解することで、
エピソード記憶として長期記憶に転送するという作業だったのかもしれません。
5.今後に向けて
https://atarimae.biz/archives/2613
想起することを重視した
「リマインドプッシュ学習法」
https://www.souken-j.com/goods/review-wall/
5回目を超えると急速に記憶でき、理解度も増すことから複数回の通読を奨励
「今日は教科書3周しました!」
Twitterなどでよく見かけます。
優秀な方が多いなと思っていましたが、
そういうことだったのですね。
自分の今までのやり方を否定するつもりはありません。
ただ、保留した4科目は、問題が循環していない、小問が多い、採点基準が他の科目と比較して(多分)相対的に厳しい、など共通点が若干みられます。科目における重要な概念を理解して記憶するだけではなくテキスト全体を通読して理解する、精度の高い記憶を意識するなどすれば良かったのかもしれません。
記憶のシステムを理解して、様々な方法を柔軟に取り入れて、院試などの対策に生かせるいいなと思います。