慶應義塾大学通信教育過程の記録

文学部1類(哲学)を2020年3月に卒業!同大学社会学研究科博士課程合格を目指します。

最近受けた試験の話

「入学して2年経過したので放送大学慶應通信を徹底比較します!」みたいな記事を書きたいのですが、まとまらないのでまた今度書きます。

最近、ある試験を受けました。

主催する協会の方も役所の方もみな知り合いというなかで「失敗は許されない!なんならトップで受からんとダメでしょ!」と勇気凛々で申し込んだのは2ヶ月前。

少しでも時間があれば過去問を問いていましたが、そもそも問題が循環してる可能性が低いのに、答えを暗記して意味があるのか?それ以前に基礎的なことを理解できていないのでは?やってもやっても不安は積もるばかり・・。


大人の試験あるあるで、1ヶ月を切ったあたりから、仕事や重要な頼まれごとが驚異的に増えて、試験対策に本腰を入れられる状態になったのは、なんと3日前。


論述も2題あるので、すっかり怖気ついてしまいました。

最低10個の用語に対して300文字程度は暗記しないといけないのね・・ええっ!最低3000文字?!


流石に弱気になり、試験のスペシャリストみたいな友達に連絡して喝を入れてもらって冷静に。

焦っても仕方ない。やれることを全部やって可能性を追求しよう。

自分はテキスト何周しても、暗記なんてできないんだから、いつものやり方でやるしかない。

受かって終わりの試験ではないので、後々まで使えるノートを作成することに・・。

放送大学はコロナ禍でずっとオンライン試験。

対面の試験っていつ振りかなと思ったら、なんと2019年7月の慶應通信Eスク2科目受験以来。

約4年振りだなんて!

あの時は、落としたら卒業が伸びる!と追い込まれていたので、本当に緊張したなあ・・。

卒業してしまうと、楽しい思い出ばかりで、苦しさや辛さなんて全部忘れてしまいましたが、毎回、4〜6科目もよくやったものだ。

慶應通信で大変だったこと?うーん。勉強好きやしね」なんて、しれっと答えてきましたが、本当によくやり切ったね。偉かったね。と自分を褒めてあげたい。

前日も朝から晩まで予定があり、寝る間を惜しんで追込みをして、ふらふらな状態で会場に。

子ども達が大きくなり「ちょっと、あなた(試験とか試合とか)大丈夫なの?準備できてるの?」的な声かけが増えましたが、

自分自身にこそ「大丈夫なの?準備できてるの?」と日々問いたいものだと切に思った。

子どもにとやかく言えるほど、自分は完璧ではない。

これでは満点なんて無理かもしれない。それどころか不合格だったらどうしよう。メソメソ泣きながら会場に入った。

「おおっとエース登場です」知り合いの受付けの方に声をかけられて、ようやく、我にかえった。

そして、全力で試験を受けた。

分かっている限りでも、

3問、間違えたけれど、

全てを答案に置いてくることができた。

満足だった。

清々しい気持ちでいっぱいだった。

家族や友達など周囲の人たちの温かい心遣いが嬉しかった。

ここがスタートなんだ。

自分の未熟さや無知さを思い知れるから、

未知の可能性に胸が震えるから、

生まれてきて良かったと思えるから

だから、試験が好きなんだ。勉強が好きなんだ。

例え、将来教える立場になっても、どこで何をしようと、最後の瞬間まで、未来にワクワクして、何かしら挑戦して過ごしたい。

それが自分にとって生きることなんだと思う。

そんなことを再確認した2ヶ月でした。

全国の受験生のみなさん、お疲れ生です!!
慶應通信及び放送大学のみなさん共に頑張りましょう!