慶應義塾大学通信教育過程の記録

文学部1類(哲学)を2020年3月に卒業!同大学社会学研究科博士課程合格を目指します。

8年振り2度目の打上げ花火

もう、しょうもない話。


8年振りに実姉と言い争いをした。

8年振り2度目。

甲子園みたいだ。


いい大人なのに。


実姉以外に誰かと本気で言い争ったのはいつだろうと考えたら、2年半前だった。


オリンピックみたいなペース。


次は2年後の冬。


こんなふうに書くと、結構、穏やかな人みたいだが、そんなことは全くない。


子供の頃から、

喧嘩を売られたら、相手が泣くまで絶対に引かなかった。


「弱いものには優しく」と母から言われていたので、女の子には我慢したが、男の子に容赦なかった。


特にイジメをしている男の子などには。

「この子が臭いからイジメる?無視する?臭いのは、あなたのその腐った心ではないですか?」

などと言って、シクシク泣かせていた。

見た目が強そうでも、心が弱いからこそイジメていたのだろうに。

穴があったら入りたい。




でも、誰もがそうであるように、私も、大人になるにつれて、

穏やかに過ごせるようになった。


絶対に譲れない「核」だけ残して、それ以外は全部相手に譲る。

余計なプライドも捨てる。

大事なことに集中する。よそ見しない。

相手と適切な距離を取る。

などなど。


人は皆そうして大人になるのではないだろうか。



さて、恐らく、今回の8年振り2度目も、2年半前も。


大人気なく、髪の毛を逆立てて、スーパーサイヤ人化して怒り狂ったが、


それは、


大事な「核」の部分が脅かされると感じたからだと思う。


さらに、恐らく、


それが赤の他人なら、冷静に対処できたと思う。


血を分けた兄弟なのになぜ分からない?または、

こんなに信用しているのになぜそんなことする?という


抑えきれない悔しさがマグマのように吹き出してしまったからだと思う。


ただ、身内を誉めるのは恥ずかしいが、実姉は非常に頭がキレる上に、絶対に折れない人なので、


言い争っているうちに、単純に段々楽しくなってしまった。


2年半前もそう。姉よりさらに頭がキレる人だった。


止められなかった。

馬鹿だ。後悔しかない。



さて、


最近やってみた鬼滅の刃診断は、

伊之助。

柱編は不死川実弥でした。


伊之助大好きです。待ち受けにするほど好きです。


「弱気なこといってんじゃねえ!!なれるかなれねえかなんてくだらねえこと言うんじゃねえ!!信じると言われたならそれに応えること以外考えんじゃねえ!!死んだ生き物は土に還るだけなんだよ、べそべそしたって戻ってきやしねえんだよ。悔しくても泣くんじゃねえ」



カッコいい。

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8年振り2度目の兄弟喧嘩について、気持ちを整理しかたったので書きました。


2週間以上経過して、もはや、何に対して怒っていたかも忘れつつありますが、


カフカとした温かい布団から引きずり出されて、極寒の滝に打たれ、心はサイコロステーキのように引きちぎられ、


そんなによく泣けるわね?というくらいダラダラと涙を流しました。


外でマスクして歩きながら。


今回は仕事や勉強が忙しかったので救われた。暇だったらもっと傷口が疼いただろう。


それにしても、


家族や兄弟と分かり合えないというのはこんなに辛く苦しいものなのか。


そんなことも分からず生きてきた自分の未熟さに眩暈がしました。



まあ、でも、実姉のことは、嫌いになれもしないから、気がつけば元に戻って、


また、8年後に巨大花火を打ち上げるんだろう。


お互い必ずいつか土に還るのならば、花火は無限には続かない。


リアルに、8年周期なら最大で5回。


子供の頃は、私が勉強している隣で、姉はいつもスヤスヤ眠っていた。


教科書に折り目もないくらい勉強が嫌いなのに、何故か成績が良くて。


センターの英語は必ず9割取れていた。

「なんかほら、これくらいは感覚で解けない?」

「・・・」

噛み合わない会話。


ほとぼりが覚めたら感謝の気持ちを伝えよう。

あなたの妹で良かった的な。


「それより、お鮨食べに行こうよ。予約した方が良いかな」


どうせ噛み合わないんだけど。