慶應義塾大学通信教育過程の記録

文学部1類(哲学)を2020年3月に卒業!同大学社会学研究科博士課程合格を目指します。

初戦の記録と猛省

ソフトボールのチームに入って5ヶ月。
以下、初めての試合の記録です!

ピッチャーどころかスタメンから外れたことが分かった時は気絶しそうになりました。

まだ半年も経っていないし、そもそも地元の人間ではないし経験者でもない。

言い訳なんていくらでもある。

でも、守備や打席が圧倒的に上手ければ、間違いなくスタメンに入っているはずだ。

自分は、まだまだ、その程度の実力なんだ。

間に合わなかった。悔しいなあ。
6月からの日々が走馬灯のようによみがえる。


子どもの頃は、こんな場面でどうしてたっけ?

狂ったように深夜に素振りをしている中1の自分と目が合った。

30年かけて目標を達成するとか言ってたくせに。

もう日和ってるの?

今日がスタートじゃないの?

どうしてもソフトボールがやりたいってチームを探し始めたのが3月。

6月に仲間に入れてもらって、

ユニフォームまで着せてもらって、
試合にも呼んでもらって。

関東大会出場とか、
そんな凄い人達がいる試合で、

同じマウンドに立っているだけで
奇跡なんじゃないの?

これだけの恵まれた環境に感謝はないの?
気絶するとか頭大丈夫?

しっかり応援して、役に立て。
恩返ししてこい!

むむう・・

気持ちを切り替えて、

誰よりも声を出して、
チームのためにやれることは全部やりました。

恥ずかしい話なんだけど、今までどんな競技でも、スタメンから外れるとか、そういう経験がほとんどなくて、

試合に出られないってどんな気持ちなんだろう?どうして他人のこと必死で応援できるんだろうって不思議に思っていたけれど、

目の前にいる大切な仲間が実力を発揮できますように。どうか奇跡が起こりますようにという真っ直ぐな思いが届いた時。

不安でいっぱいだった選手に笑顔が戻った時。チームの想いがひとつになった時。ベンチにいながら熱く込み上げるものがありました。

今更何言ってるの?と呆れられそうだけれど。本当にそこは自分の弱点で。

結果にこだわるあまり、人間として最も大切にしなければいけない真心を欠いていた気がします。ソフトボール以外も全てにおいて。


さて、試合は、初回から大量得点が続き見事勝ちました。

代打の機会を頂き、
無事にホームに戻ることもできました。

「脚速いんだね!」と言われて、また、泣きそうになりました。

死ぬ気で戻ってきたのであります。


代打一回なのに全身ドロドロ・・。

いよいよ来週は決勝です。

流石に都会は選手層が厚いです。

テレビ中継でしか見たことないような豪速球を投げるピッチャーを見て息が止まりました。

こんな日がくるなんて。頑張って生きてきて良かったです。

来週もスタメンは厳しそうですが、今日のような流れで代打のチャンスがきますように。

みんなの打線が爆発しますように。

そして、どうか勝負ができますよに。

そんなわけで、

3度目の完全試合なんてイキってたくせに、
初戦はスタメンにも入れず気絶しそうになり、

経験者との実力の差も思い知らされましたが、

1mも諦めていません。

課題が山ほど見つかったので、動画なども利用して、ひとつひとつクリアして、肉体改造も真面目に取り組んでいきたいです。

そうやって、ロボットみたいになるのが、私の良くないところなので、

隔週の練習では、仲間に入れてもらった感謝の気持ちを忘れず、感情を込めたコミュニケーションを心掛けて、絆を結んでいけたらと思います。